「ゲルはゼリーのようにもろい」という固定概念を打ち砕き、トラックで踏んでも、ゴルフクラブで叩いても壊れない、画期的な強靭ゲル材料を多数生み出しています！

我々の開発した高強度ダブルネットワークゲルは、少し工夫することで、力学負荷を受けて自身の重量・強度を「向上させる」ことができます。

ハイドロゲルと異種材料との複合化によって機械的特性を調整できる新しいアプローチを開発しました。

リバーシブルな結合の導入により、切っても元通りにくっつく自己修復性ゲルを合成しました。本ゲルは、自己修復性に加えて強靭性、破壊耐性、生体適合性を有する新しいタイプのゲルです。

いきものから学んだ秩序性を人工物の創製に活用し、高機能性ゲルを生み出したり、そもそもいきものがなぜそのような構造をしているのかといった高度な機能を発現するメカニズムの理解をしたりすることを目的にしています。

生体組織に近い性質を持つハイドロゲルを用いて、「次世代人工軟骨」や「生体内における軟骨組織再生」をはじめとする、様々な医療に役立つゲルの研究・開発を医学部と共に進めています。

塩濃度が高い海水や生体内で強い接着力を示すハイドロゲルを開発しました。タンパク質のアミノ酸配列が制御されて機能を発現するように、高分子のモノマー配列を制御することで達成しました。

動的結合（イオン結合や水素結合など）を含むハイドロゲルを利用することで、重要でない情報を忘却する能力を備えた動的記憶素子を実現しました。これらのハイドロゲルは熱による学習を通じて2次元画像情報を記憶することができます。

ハイドロゲル重合を氷結晶ができる低温で行うことで、氷が鋳型となった多孔質ゲルが得られます。DNゲル合成技術と合わせて、高強度多孔質ゲルを作製しました。このゲルは、細胞の三次元培養用足場材料としての応用が期待されています。