北海道大学 先端生命科学研究院上原研究室

Uehara Lab, Faculty of Advanced Life Science, Hokkaido University

【セミナー告知】 2/16 (木)16:00〜 嶋田健一博士(Harvard Medical School)

  • [ お知らせ ]
  • 2017年1月25日

2017年2月16日(木)16:00-17:00

場所:北キャンパス シオノギ棟1F コミュニティホール

 

演題:ケミカルバイオロジーで切り込む細胞死の世界

嶋田さんはColumbia大学Department of ChemistryのBrent Stockwell研究室にて、低分子化合物によって引き起こされる細胞死の表現型に基いて、化合物の作用機序、もしくは細胞死のメカニズムを解析する「モジュレータープロファイリング法」という独自の解析手法を開発され、その手法を駆使して様々な疾病の発症機構とも深いつながりのある多様な細胞死の制御メカニズムに迫るユニークな研究を展開されている新進気鋭の生物学者です。研究成果をNature Chemical Biology, Cell Chemical Biologyなどの一流紙に次々と発表され学位を取得後、現在は微小管の動的不安定性の提唱や微小管関連化合物の創薬研究などで有名なHarvard Medical School, Department of Systems BiologyのTim Mitchison研究室にて、肝障害をテーマとした研究を展開されております。

本講演では、表現型解析に基づいた低分子化合物のターゲットの同定や、ケミカルバイオロジーを駆使した未知の細胞現象の分類・同定など、創薬研究、細胞生物学、システム生物学など広範な研究分野の方々にとって刺激となるお話が聞けることと存じます。ぜひ奮ってご参加いただけますと幸いです。

 

下記リンクは要旨ポスターです。

嶋田さんセミナー