「メカノバイオロジー」で「がん」を理解
がんは日本をはじめ世界の多くの国で死因の一位となっている病気です。私は、がんという現象を理学の立場から理解し、それを治療に応用できるように研究を進めています。
特に、がん細胞がその周囲の環境とどのように相互作用しているのか?ということに着目し、「硬さ」や「力」などに着目した生物学の分野「メカノバイオロジー」の観点で研究を進めています。
私の主な研究対象はがんです。がんは治療法の改善が強く望まれている病気です。同時に、がんについては生物学的に未解明な点が数多く残っています。 がんによる死者数 日本におけるがんによる死者数は、近年右肩上がりで増えています( […]
がん細胞が組織を壊しながら広がる現象を浸潤と呼びます。私は浸潤が起きる仕組みを明らかにし、それをがん治療に活かすことを目指しています。 放射線照射後に浸潤能を獲得するがん細胞 放射線治療は現在のがん治療になくてはならない […]
私はがんにおけるメカノバイオロジーについても研究を進めています。メカノバイオロジーは硬さや力などに着目した生物学の比較的新しい分野です。メカノバイオロジーの観点からがんを理解し、それを治療に応用できることを目指しています […]