生体は、微生物の排除と共生というメカニズムを有しています。なかでも消化管では、腸内微生物と宿主細胞の免疫系が、さまざまな細胞・分子間情報伝達を介する相互作用によって、生命活動を支えていると考えられます。
 私たちの研究室は、消化管の粘膜免疫システムにおける自然免疫の仕組みとはたらきを、ディフェンシンをはじめとする抗菌ペプチド及びその産生細胞であるパネト細胞(Paneth cell)の分子機構という視点から、分子生物学的、生化学的、免疫学的方法を用いて解明しています。粘膜免疫という壮大なシステムにおける自然免疫の未知のはたらきを理解することによってはじめて、人類を悩ましている感染症や原因不明の難治性炎症性腸疾患の本質を明らかにすることができます。
 私たちは、自然免疫のはたらきを解明することにより、健康と病気を分けるメカニズムを理解し、難治免疫疾患の克服に貢献することを目指しています。

2019年9月4日 東洋大学理工学研究科生体医工学 加藤研の16名の皆さんを迎えてFMI国際拠点ディスカッションプラザで第5回「腸内環境と免疫の融合」セミナーを開催しました。両研究室から9題の研究発表があり、活発なディスカッションで研究交流を深めました。

南カリフォルニア大学と北海道大学の生命科学研究ジョイントワークショップを開催しました。

新しいラボメンバーが加わりました。

平成30年度北大細胞生物研究集会 (理学部2号館にて3月4日開催)において、当研究室B4 西田琢人さんが「優秀発表賞」を受賞しました。

平成30年度生命科学院生命融合科学コース修士論文審査会 (2月7日、8日開催)において、当研究室M2 米田 司さんが「最優秀発表賞」を受賞しました。

第23回理学部生物科学科高分子機能学卒業研究経過報告会 (1月31日開催)において、当研究室B4 小松さゆりさんが「優秀発表賞」を受賞しました。

新しいラボメンバーが加わりました。

第4回「腸内環境と免疫の融合」セミナーをFMI国際拠点で開催しました。

「科学コミュニケーション」

「第8回オルソオルガノジェネシス検討会」が開催されました。