「子ども霞ヶ関見学デー」は、各府省庁等の特色を生かし、子どもたちの興味にあわせて霞が関を自由に歩くことで、親子のふれあいを深めるとともに、子どもたちが広く社会を知る機会とするために文部科学省が中心に始まった取組です。今年の8月8日(水曜日)、9日(木曜日)に行われる文部科学省のプログラムとして、自然免疫研究室の学生、教員も参加し「消化管体験ツアー」が開催されます。
消化管体験ツアーは、元々平成19年に「北大元気プロジェクト」として、平 理沙さんたち北大理学部学生が始めました。私たちはボランティアで企画・実験・展示説明などに関わってきました。その後、北海道から「食と健康」における消化管の重要性を伝えるアウトリーチ活動として発展しています。平成23年度までは文部科学省地域イノベーション戦略支援プログラム さっぽろBio-S(知的クラスター第Ⅱ期、事務局:ノーステック財団)の「消化管機能評価による機能性食素材開発」グループの研究成果を広く社会に発信する場として全国で開催されてきました。子どもたちに、延いては社会に、「食べるということ」の真の意味を、消化管の機能と魅力を知ることから考えてもらおうというのが消化管体験ツアーの趣旨です。
自然免疫研究室では、“大地と水の恵みである食”、“私たちのからだの自然免疫”、“私たちと共生している腸内細菌”の3者の関係から「医食同源」を科学的に理解する研究を行っています。
参考:文部科学省の関連ホームページ http://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/kengaku/
消化管体験ツアーのホームページ http://www14.plala.or.jp/syoukakantaiken/