Date: 2016.08.31
カナダカルガリー大学Vogel研究室との国際共同研究の成果である、カルモジュリンを利用した新規抗菌ペプチド発現系に関する論文がJACS誌に掲載されました。
抗菌ペプチドは毒性や分解が問題となり、微生物を用いた遺伝子組換えによる大量生産が困難ですが、様々なペプチドと相互作用するカルモジュリンを融合パートナーとして利用することで、幅広い種類の抗菌ペプチドを効率よく生産する新しい技術の開発に成功しました。
Overexpression of Antimicrobial, Anticancer, and Transmembrane Peptides in Escherichia coli through a Calmodulin-Peptide Fusion System.
Ishida H, Nguyen LT, Gopal R, Aizawa T, Vogel HJ.
J Am Chem Soc. 2016 Sep 7;138(35):11318-26. doi: 10.1021/jacs.6b06781. Epub 2016 Aug 24.
PMID: 27502305