七月二十二日  (木)  雨   (七日目)

 

多くの車が止まっているけどとても静かなキャンプ場。テーブルの上の花に感激。キャンピングカーの横にさらにテントを付け、ひと夏の別荘となっている

 

今日は朝から雨、昨日までずっと快晴でドライブ日和だったので、予定より多くの観光が出来たとのこと。今日からは帰り道となる。

ガムロの宿を十時出発、宿の脇を流れていた川添えを南に向かって走る。川は湖のように大きくゆったりと流れ、岸の空き地の所々はキャンプ場になっていてキャンピングカーが何台も泊まっていた。

途中の湖の近くにはカヌーやゴムボートを積んだ車を沢山見かけた。今日はこの川でカヌー競争でもあるのかなあ、と話す。

(コテージの中で娘とくつろぐ。少し疲れも出てきたか?)
それから暫く走りトッレッテンという町で、今夜の夕食の買物を政孝さんと美子がしている。甘くてとってもおいしい苺を四パックも買ってきてくれた。雨はいよいよ本降りとなる。

車は南へ南へとオスロに向かう道路を走る。このあたりから広々とした麦畠が延々と続き緑の穂が波打ってビロードのようにきれいだ。、高い山は見られないが山地には樹木が生い茂り大きな川や、湖が道路から直ぐ眺められ此がノルウェーの農村地帯の風景かな。

 

 途中大きな湖のある町リレハンメルを通る。此の町は一九九十四年、冬期オリンピック開催地なので、スキーのジャンプコースやスケート会場・宿泊所・道路拡張などの工事が今盛んに行われている所だ。

来年の冬季オリンピックは、ノルウェーの旅を思いだしながら印象深くテレビ画面を視ることができることだろう。

 更に南下し農村地帯や山あいを通りぬけ、大きな湖のほとりにやっと、ヒュッテがみつかって四時頃落着くことができ雨も止んだ。

(オダルというキャンプ場)私たちの借りたようなヒュッテは四軒しかなく、あとは広い広いキャンプ地なので、既にキャンピングカーが五十台位所狭しと並んでいた。中にはキャンピングカーの前に大きくテントを張出し、白いテーブルや椅子が置いてありテレビのアンテナまで付いている。

そこでゆっくりお茶を飲んだり、上半身裸で日光浴をしながら寛いでいる様子が伺われる。
 

さらにボートまで持参して湖で魚釣りをしている人たちもいる。こんな大仕掛けなのだから少なくも一週間位は同じ場所で、夏のバカンスを楽しんで居るのだろう。

特に老夫婦の姿が目立つ、勿論若い家族連れも多い。 日本人の旅行の形態と比べてみると、北欧の人達の旅は気候条件に大きく左右されるので、夏の二・三か月の期間に集中して大規模に行なわれているようだ。

 今夜はフィヨルド観光の最後の宿泊となる。兎に角広いので水道やトイレ・シャワーのある所までちょと遠くて不便だった。

 キャンプ場の横にある湖で釣りをする人。ボートやヨットも多く見た。
船で旅行する人も多い。
 

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