七月二十日  (火) 晴    (五日目)

 

民宿の入り口にて。カランズの実がたくさんあった。

 昨夜泊まったこの町オルデンは、高原の牧場風景。民宿の庭に林檎の木が何本もあって、ピンポン玉位の実が枝もたわわになっている。

朝起きて外をみたら道路がびっしょり濡れていて、高原の朝らしく山の中腹まですっぽりガスに包まれていた。

宿を十時三十分出発、フィヨルドの海岸添えを走る。なだらかな斜面は見渡す限り緑の草原、その中にカラフルな民家の集落。今通ってきた道を眼下に見渡しながら、険しい山岳道路をひたすら走る。

途中高い山の頂上には氷河、その下にある長いトンネル(六三八五メートル)を通り抜け、更にフィヨルドの山越えをしてミュンダルへ到着

民宿の庭にあったリンゴの木の下で。

 
 

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