お知らせ
投稿日:2021.12.27
【2022.1.13】北海道大学先端NMRファシリティ・日本電子共催 「電子回折装置Synergy-EDセミナ」のご案内
北大先端NMRファシリティでは、株式会社日本電子、株式会社リガクが共同で開発した、新製品の電子回折装置Synergy-EDに関する以下のセミナーを共催で実施いたします。
ご興味のある方は是非ともご参加下さい。
1.日時
2022年1月13日(木) 1回目15:00~16:30 2回目17:00~18:30
2.場所
北海道大学・理学部5号館低層棟5-2-03室(大講堂)
web配信のハイブリット形式
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_wIdheSeTRfqufkZIUEApRw
ウェビナーID 860 8737 5244
ウェビナーのパスコード jeol
※対面直接参加の場合、申込は不要です、会場に直接お越しください。
ウェビナーでの参加の場合には、上記URLから事前に申し込みをお願いいたします。
3.講演内容
1)電子回折による微小結晶構造解析プラットフォームSynergy-ED
電子線回折を用いることにより、X線回折では困難な数十から数百ナノメートル・オーダーの、極微小結晶の構造解析が可能となります。
Synergy-EDは、日本電子とリガクのコア技術を有機的に結合した、電子回折による微小結晶構造解析プラットフォームです。最大の特徴は結晶の探索からデータ測定・構造解析までを一気通貫で行えるワークフローです。
本発表では、試料調整から3次元分子構造の決定までの一連の段階や動作、解析例、測定上の留意点などを紹介させていただきます。
演者: 株式会社リガク 伊藤翔
2)NMR crystallography with microED: 1H-X同種・異種核固体NMR測定およびmicroED
1Hは、大きな磁気回転比を持ち、天然存在比が高く、多くの場所に存在しているため、NMRを用いた構造解析にとって非常に有用な核です。
ここでは、1H-1H同種核間の相関測定、距離測定、また1H-X異種核間の相関測定、距離測定の近年の進展を紹介します。
さらにこれらの情報から、NMR crystallographyのアプローチを用いてmicroEDで得られる構造を精密化する手法についてもご紹介します。
演者: 株式会社JEOL RESONANCE 西山裕介
3)多彩なイオン化法と高分解能TOFMSを駆使した多様な有機化合物の精密質量測定
有機化合物の構造解析を完結されるには、元素組成の決定が不可欠ですが、多様な化合物を精密質量分析するためには化合物の特性に合ったイオン化法を駆使する必要があります。
日本電子が提供する多彩なイオン化法と高分解能飛行時間質量分析計(TOFMS)による精密質量測定の実例をご紹介いたします。
演者: 日本電子株式会社 田村淳
【参考資料】
XtaLAB Synergy-ED PDF1 PDF2
問合せ先
〒060-0810 北海道札幌市北区北10条西8丁目
北海道大学・大学院先端生命科学研究院・先端NMRファシリティ共用事業担当
TEL : 011-706-3572 FAX : 011-706-3573
E-mail: nmrfacility@sci.hokudai.ac.jp