北海道大学 大学院先端生命科学研究院
細胞分子機能科学研究室(旧:細胞機能科学研究室)
Laboratory of Cellular and Molecular Sciences
Faculty of Advanced Life Science, Hokkaido University
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last updated:2024/10/16

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研究活動

生
命の基礎は機能性分子の相互作用にあります

特に生きた細胞の中の蛋白質などの機能性分子は離合集散をしながらその機能を発現しているといえます。私たち細胞機能科学研究室では細胞の中の分子のダイナミックな動きに注目しながら、蛋白質の秩序ある凝集や単なる凝集の違い、蛋白質の局在の特質を明らかにすることにより、細胞の中の相互作用の有様、社会システムを明らかにすることを目的として研究を行っています。

特に光の持つ生体に対する無侵襲性を利用して、一分子計測から生きた丸ごとの生体組織における生化学的・生理学的過程を追跡する手法を開拓し、単離、あるいは培養細胞の壁を乗り越えた生体系本来の臓器レベル、個体レベルでの生理機能解析ならびに高次脳神経系の活動をリアルタイムで追跡する手法を展開しています。


TOPICS

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2024/10/16


10/11〜10/12に北広島クラッセホテルにて、JSPS科研費・学術変革領域(A)・クラスター細胞学の第一回領域会議が開催されました。世話人を北村が務めました。
DC3藤本が最優秀ポスター発表賞を受賞しました。

また前日の10/10には、北村研において領域会議前座の「FCS相談会」を開催しTwo-color FCCSおよびImaging FCSの実機実演も行いました。


FCS相談会の様子


優秀ポスター発表賞授与式の様子
2024/9/24

DC3藤本が筆頭著者、PI北村が責任著者の論文がJACS Au誌に早期公開されました。
Short Repeat Ribonucleic Acid Reduces Cytotoxicity by Preventing the Aggregation of TDP-43 and Its 25 KDa Carboxy-Terminal Fragment.
Ai Fujimoto, Masataka Kinjo, Akira Kitamura

https://doi.org/10.1021/jacsau.4c00566


2024/8/9
7/29〜8/2に大阪大学大学院生命機能研究科にて開催された第35回 細胞生物学ワークショップ(顕微鏡講習会)に北村が講師及び実習講師として、金城が講師として参加しました。

2024/8/8
参画する学術変革領域Aの公募研究説明動画が公開されました

2024/8/8
論文が出版されました
Interaction of receptor-binding domain of the SARS-CoV-2 Omicron variant with hACE2 and actin.
Fujimoto A., Kawai H., Kawamura R., *Kitamura A.
Cells, 13(16), 1318, 2024

https://doi.org/10.3390/cells13161318
2024/6/21

論文が出版されました

Hetero-oligomerization of TDP-43 carboxy-terminal fragments with cellular proteins contributes to proteotoxicity.
*Kitamura A., Fujimoto A., Kawashima R., Lyu Y., Sasaki K., Hamada Y., Moriya K., Kurata A., Takahashi K., Brielmann R., Bott L.C., Morimoto R.I., Kinjo M.
Communications Biology, 7, 743, 2024
https://www.nature.com/articles/s42003-024-06410-3


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ALS/FTDの原因となる凝集体形成機構を解明〜神経細胞の毒となるタンパク質凝集を抑制する薬剤などの研究発展に期待〜(先端生命科学研究院 講師 北村 朗)

2024/5/17


ERASMUS+ program のサポートを受けて、セルビア共和国 University of Belgrade から二名のPh.D.学生が北村研究室を訪問し、研究交流を実施しました。

2024/5/7
所属学生の論文が出版されました.
Stress granule dysfunction via chromophore-associated light inactivation.
Koizumi T., Fujimoto A., Kawaguchi H., Kurosaki T., Kitamura A.
ACS Omega, Online
https://doi.org/10.1021/acsomega.4c01469

プレスリリースはこちら
光を使った凝集体機能障害とその後の細胞運命解析に成功〜遺伝子破壊技術では達成できない細胞内非膜オルガネラの機能解明に期待〜(先端生命科学研究院 講師 北村 朗)



2024/4/28
2024 Cold Spring Harbor Laboratory Meeting "Protein Homeostasis in Health and Disease (Apr. 24 - 28)"に北村・藤本が参加しました。
藤本の演題はFlash talkに採択されました。

2023/10/10
M2 河村 スキルアップ支援レポートに掲載されました。
「生命の新たな理解へ」

スキルアップ支援レポート

(英語版はこちら)

「いいね!KOBUNSHI」


2023/8/24

研究室名が、細胞機能科学研究室から「細胞分子機能科学研究室」に変わりました。
英語名は"Laboratory of Cellular and Molecular Sciences"

2023/8/1

7/24〜7/28に大阪大学大学院生命機能研究科にて開催された第34回 細胞生物学ワークショップ(顕微鏡講習会)に北村が講師及び実習講師として,金城が講師として参加しました。
2023/7/26
北海道大学のプレスリリースに掲載されました。

高速な細胞内分子クラウディングセンサーの開発に成功〜高浸透圧ストレス下における分子クラウディング状態変化の解明に期待〜(先端生命科学研究院 講師 北村 朗)

2023/7/10
DC1濱田 筆頭著者の論文が公開されました。

"Light-induced condensates show accumulation-prone and less dynamic properties in the nucleus compared to the cytoplasm.", Hamada Y.& Kitamura A., Spectrosc. J., 1(2), 65-71, 2023
2023/3/14
DC1藤本 「令和4年度 北大細胞生物研究集会」で優秀発表賞を受賞しました。

2023/3/9
講師 北村 インタビュー記事が先端生命科学研究院のウェブマガジン「いいね!KOBUNSHI」で公開になりました。
2023/3/4

DC1藤本 「2022年度生物物理学会北海道支部・東北支部合同例会」で
優秀発表賞を受賞しました。

2023/3/2
MC2 安藤、BC4島崎 それぞれ修士論文発表会、卒業研究発表会で
「優秀発表賞」を授与されました。


表彰の写真などはこちら
2023/2/22
講師の北村朗が
令和5年度 AMED橋渡し研究プログラム(シーズA)
に採択されました

講師の北村朗が実施中の
令和4年度 AMED橋渡し研究プログラム(シーズH)は
令和5年度末まで継続が決定しました

2023/1/19
北海道大学のプレスリリースに掲載されました。

蛍光明滅を利用したRNA立体構造検出に成功〜生細胞内におけるRNAグアニン四重鎖構造の新規検出法を確立〜(先端生命科学研究院 講師 北村 朗)


2023/1/4


スウェーデン・カロリンスカ研究所との国際共同研究成果として,プレプリントが公開になりました。蛍光タンパク質eGFPの蛍光寿命が,高浸透圧ストレスにさらされた細胞内のクラウディング状態に依存して変化することを示したものです。

Increased intracellular crowding during hyperosmotic stress.
Kitamura A., Oasa S., Kawaguchi H., Osaka M., Vukojevic V., Kinjo M.
bioRxiv, 30 Dec, 2022

2022/9/21
講師の北村朗が
AMED 令和4年度「革新的先端研究開発支援事業ソロタイプ(AMED-PRIME)」
研究開発領域「プロテオスタシスの理解と革新的医療の創出」に採択されました。
研究期間は令和7年度末までです。
採択者リストはこちら

2022/9/3
The Cell Biological Science Workshop(HSI2022)が無事終了しました。
海外から2名の参加がありました。対面開催は2019年以来です。
2022/8/30
DC1 藤本 「DCは語る」の記事が、サイトで公開されました。
2022/8/5
Cell Biological Science Workshop (FCCS/FCS Workshop)
HOKKAIDO SUMMER INSTITUTE2022が8/29〜9/3に開催されます。


2022/7/5


論文のプレプリントがbioRxivで公開になりました。DC1学生,藤本愛さんが筆頭著者の仕事です。
Our new manuscript has been opened in bioRxiv. A Ph.D. student in our Lab. is its first author.



2022/6/20


文部科学省 新学術領域研究「生命の情報物理学」の第5回領域会議が兵庫県・淡路夢舞台国際会議場で行われ、第一期公募班員の金城、第二期公募班員の
北村、指導学生の藤本 (DC1)、濱田 (MC2)、河村 (MC1) が参加、ポスター発表しました


2022/6/9


M1 河村
公益財団法人 帝人奨学会の帝人久村奨学生に合格しました

2022/5/23




bioRxivにプレプリントを公開しました.米国ノースウェスタン大学Richard Morimoto研との国際共同研究で,線虫を使った成果の中では初めての報告となります.

論文タイトル "Hetero-oligomerization of TDP-43 carboxy-terminal fragments with cellular proteins contributes to proteotoxicity"

著者: Akira Kitamura, Ai Fujimoto, Rei Kawashima, Yidan Lyu, Kanami Moriya, Ayumi Kurata, Kazuho Takahashi, Renee Brielmann, Laura C. Bott, Richard I. Morimoto, Masataka Kinjo



https://doi.org/10.1101/2022.05.22.493003




2022/3/19
教授・金城の最終講義が行われました
姚閔教授・金城政孝教授 最終講義
【2022年3月19日】

先端生命科学研究院 HP


2022/3/25



M2藤本(4月よりD1) 
令和4年度 北海道大学DX博士人材フェローシップに採択されました。博士課程の期間中、研究奨励費(毎月の生活費相当額)および毎年の研究費が支給されます。

M1濱田 
令和5年度 北海道大学アンビシャス博士人材フェローシップ(情報AI)に内定されました。


2022/3/4


講師・北村
令和3年度技術開発研究助成が決定しました


中谷医工計測技術振興財団HP

2021.12.17


講師・北村
第7回北海道大学部局横断シンポジウム研究助成・採択 銅賞を受賞しました。
研究タイトル「蛍光相関分光法による消光速度定数解析を基盤とした新規光免疫療法薬剤スクリーニング法の開発」北村朗 講師(先端生命科学研究院・代表),高倉栄男 講師(薬学研究院・共同研究者