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沖縄県産・クワ(島桑)の果汁を使ったワイン「ミュール・ドゥ・ソレイユ」の開発に協力

Date: 2018.12.04

当研究室の修士課程2年の稲村君がNMRメタボローム技術により研究開発に協力した、沖縄県産クワ(島桑)の果汁を使ったワイン「Mure de Soleil(ミュール・ドゥ・ソレイユ=太陽の桑の実)」の完成記者会見が12月3日浦添市で開かれました。
沖縄県産のクワの果汁は、通常の国内産のものと比較して高い糖度を含むことに注目し、沖縄県・浦添市が中心となり、苫小牧高専、沖縄高専、北海道大学が共同でワイン・ワインビネガーの研究開発に取り組んできました。我々はNMRメタボローム技術を用いて、発酵に用いる酵母の種類、果汁に含まれる酸の検討などが醸造条件や味に与える影響の検討を通じて、研究開発に協力しました。今回発売したワインでは、クワワインに適度な酸味を加えより鮮やかにするため、北海道厚真町産のハスカップワインをブレンドし、ほどよい酸味と甘味のあるワインに仕上げています。
現時点ではまだクワ果汁の生産量が少ないことから、本年は浦添市内の飲食店11店舗のみの限定で100本が販売されます。